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【大阪 レストラン】ムーサカにビーフカレー!モダニズム建築の「ガスビル食堂」で優雅なハレの日ランチ@淀屋橋

4/19に3○歳の誕生日を迎えました。

いい大人になりましたので、建築家 安井武雄氏が手掛けた登録有形文化財で大阪のモダニズム建築の「ガスビル食堂」でランチ٩(ˊᗜˋ*)و

ずっと食べてみたかった「ムーサカ」と「ビーフカレー」を頂きに行ってきました!

場所は大阪メトロ御堂筋線 淀屋橋駅。

13号出口を出て、大阪のビジネス街の中心を歩き、

約3分ほどのところにあります。

入り口には「登録有形文化財」の文字が!

ここで少し解説すると、「ガスビル食堂」は大阪の大動脈「御堂筋」の拡幅工事に先駆けて昭和8年(1933年)にOPENした大阪の老舗欧風料理レストランで、「ガスを通じてこんな素敵な暮らしができますよ」と、時代の一歩先の文化を体験できる場として誕生したそうです。

(詳細は是非、大阪ガスさんのこのページを見てください!⇒ガスビル食堂物語 めっちゃ面白いです!)

ガスビルの入り口に入ると、ガスビル食堂の看板があり、さらにずっとお辞儀をしてる腰の低いペッパー君がいました。

エレベーターに乗り、8階にあるガスビル食堂へ。

エレベーター内にはメニューがありまして、

今回のお目当て、看板メニューのムーサカとビーフカレーをチェック!

そして、憧れのガスビル食堂に到着!

美味しそうなメニューがたくさんあって、決心が揺らぎそうでしたが、今日はムーサカ、ビーフカレーを食べます!

大阪ガスのシンボルフラワー「すずらん」が描かれた表札(?)もかっこいいです。

(なぜ「すずらん」なのかというと、ガス灯のホヤにその花姿が似てるからだそうです。)

こちらは待合室。

ビジネスランチを終えた会社の社長さんと秘書さんのような方がここで打ち合わせをされてて「さすが大阪のビジネスの社交場…」という感じでした(((^ω^)))

で、平日に休日をとった庶民はまたもや「ムーサカ」を入念にチェック。

どんだけ食べたいねん。

待合室にはガスビル食堂の歴史を学べる写真も掲載されてて、「セロリはここで栽培されてたんやー」とか、「淀屋橋にビルない時、こんな感じやったんやー」「てか、ガスビルやばいやんw 新今宮のOMO7みたいに周りに溶け込んでへんやんw めっちゃ先進的やん!」と、興味津々。

さて、予約の時間になり、お店へ入店。アールデコ調の格式のある洗練された店内。

ビジネスランチやマダムの昼食をされてる方が数組いて、土日祝は定休日で平日しか営業していないのに「さすが老舗…」という感じ。

ドレスコートはバンコクのホテルのように厳しくはチェックされてないけど(バンコクは入り口で追い返される)、女性はかかとのついたヒール、露出の少ない服、男性は長ズボンにジャケットで、男女共にビーサンや短パンを避ければOKと思います。(ちなみに私はワンピースにカーディガン、ヒールで行きました。)

さて、席につき、ムーサカとビーフカレー、そしてもう一つ食べてみたかった「ハートセロリ」を注文。

で、前菜として出てきた「ハートセロリ」がこちら!

ギャグではありませんよ。格式ある欧風料理レストランです。

しかも、このハートセロリ、めっちゃ美味しいです。シンプルに塩と胡椒で頂きます。

今では邦楽のタイトルにもなってるくらいメジャーな「セロリ」も、昭和初期のガスビル食堂開店当時は珍しく、”本物の西洋料理に欠かせない”セロリのような西洋野菜は新種の野菜的存在だったそうです。今で言う、「ロマネスコ」や「コールラビ」みたいな感じでしょうか?

「これがハートセロリか!」と、昔の人も感じたであろう衝撃を、現代でも体感できるのは非常にいいですね(´ω`)シミジミ

そしてお待ちかね、本日の主役「ムーサカ」の登場です!!

ひゃー (゚∀゚≡゚∀゚)!!!やっとお会いできました!!

提供されるやいなや、熱いお皿の上でグツグツしてるビーフの香りが漂ってきて、もおたまらん!!

お皿にスプーンを入れてみると、柔らかくホロホロに煮込まれてたビーフがぎっしり入ってて贅沢感たっぷり。

ビーフの旨味が染み込んだ濃厚なデミグラスソースとマッシュポテト、焼き野菜も最高に美味しかった〜!!

ちなみに、ムーサカは羊肉を使用したギリシャの代表的な家庭料理ですが、3代目の料理長が「自慢のソースを生かし、日本人の味覚に合うようなものを」と牛フィレ肉に代えたそうですよ (‘v`)

そして、お次はもう一つの主役、「ビーフカレー」

見てください、この美しいカレーのセット!

さっそくルーを掬ってみると…

わあ…!!!

ビーフが…!! 

重い…w!!!

食べてみると、牛肉のジューシーさと柔らかさに衝撃。。

牛肉にはサシがはいってて、もはや和牛ステーキ。

もちろん、カレーも程よくスパイシーで少し固めのご飯によく絡んで…、私史上最高に美味しいカレーでした。

はあ…、、、今このブログを書いてる間も鮮明に思い出しますよ、ムーサカとビーフカレーの味。まさに「ハレの日ランチ」ですね(TvT)イキテテヨカッタ

食後にはカフェオレを注文。シンプルに美味しかったです。

めっちゃ細かいですが、ストローや爪楊枝の「ガスビル食堂」の文字、レトロな感じがして好きですw。

そして、一緒に行った友人はホットコーヒー。

カップ&ソーサーにも大阪ガスのすずらんマークが入ってます。

食後の余韻に浸りつつ、窓を眺め…、

「ああ、昔はこんな風景だったんだ…」と、今と昔を行き来するかのように、街のコントラストをしばし楽しみました。

最後はこのカードを持ってお会計へ。

ガスビル食堂のあとは、「御堂筋彫刻アート」で美術鑑賞。

これは「考える人」で有名な彫刻家オーギュスト・ロダンの「イヴ」という作品です。

ちなみに寄贈者は「大阪瓦斯株式会社」、つまり大阪ガスさんです。

大阪の歴史あるレストランで美味しい欧風料理を堪能してからのロダン。

誕生日になんとも優雅なハレの日ランチ。この優雅な気分を祝して、3○歳のテーマは「貴族」にしようかと思います。

【ガスビル食堂】
住所:大阪府大阪市中央区平野町4丁目1−2
(地下鉄淀屋橋駅13号出口南へ徒歩約3分)
電話番号:06-6231-0901
※貸切ランチをしてることもあるので事前に電話で確認して、席を予約したほうがベター。
営業時間:11:30-21:30(L.O.20:30)
定休日:土曜日、日曜日
予算:ランチ 3000-4000円/人、ディナー 10000-15000円/人
支払い:現金、クレジットカード
駐車場:なし ※周辺にコインパーキングがあります
HP:http://www.osakagas.co.jp/gasbuil/
ドレスコード:短パンやサンダル、かかとのない靴などカジュアルな服装は控えたほうがいいです。

◆◇Must Buy! Must Try! オススメ商品・メニュー◇◆
ランチ
・ムーサカ 2200円
・ビーフカレー 1980円
・ハートセロリ220円