大阪 船場の老舗、「うさみ亭マツバヤ」のおじやうどんを食べに行ってきました。
目次
うさみ亭マツバヤについて
うさみ亭マツバヤは明治26年(1893年)創業で、きつねうどん発祥のお店。(諸説あり)
看板メニューは「きつねうどん」、そして「おじやうどん」です。
「はて?おじやうどんとは?」と思った方、ありがとうございます。次に説明しますね!
おじやうどんについて
おじやうどんは四角い鉄鍋にうどんとご飯が入ってる、なんとも大阪らしい炭水化物&炭水化物の一品。
戦時中の食糧難のときに、調達できる材料で作ったことが誕生のきっかけだそうです。
場所と外観
うさみ亭マツバヤは、大阪の町人文化が栄えた「船場」というエリアにありまして、地下鉄心斎橋駅と本町駅の間くらいの場所にあります。
「大阪うどん処 茶そば うさみ亭マツバヤ」と書かれた木の看板が目印です。
お品書きと価格帯
お店の前には写真付きでお品書きが掲示されてました。
名物のおじやうどんは820 円。
うどんとご飯だけのシンプルなものかと想像してましたが、意外と豪華。
店内に入り、メニューをざっと見てみると、きつねうどん600円、カレーうどん680円、そしてさきほど紹介した「おじやうどん」820円などなど、一品大体800円前後くらい。
老舗なのでお高いのかと思いきや一般的なうどん屋さんと変わらない価格帯で安心(´∇`)ホッ 。
おじやうどんを実食!
この日はもちろん、おじやうどん、そして大阪おじやうどんを注文。
出てきた「おじやうどん」がこちら!
おおおお!!具沢山で華やか!!
しいたけ、かまぼこ、油あげ(京都の錦市場の井戸水仕込みのもの )、ネギ、紅生姜、真ん中に生卵、そして穴子までドーンと入っていてトッピングが豪華!戦時中と違って具の種類も増えているそうです。
上からよーく覗いてみると、うどんの下にご飯が!なんだかわからないけど、テンションが上りますw
続いては「大阪おじやうどん」。
パッと見、「おじやうどん」と変わらないのですが、よーく見ると大きな玉子焼きとエビが入っていてゴージャス感UP!
いろんな具が入ってるので、食べるたびに味が変化して食べていて楽しいし、あとなんと言っても出汁がおいしい!
利尻産の昆布、屋久島の枯節など数種類、二番ダシに砂糖と昆布を使ってるそうで、旨味が濃くて美味しくてどんどん無心で食べてしまい…
あっという間にたいらげてしまいました。
出汁の美味しさを様々な具材を介していろんな角度から楽しめる、すごい大阪グルメを思いがけず堪能。
食べる前は「うどんとご飯の満腹系炭水化物料理」かと思ってた自分にビンタを食らわしたいくらい、大阪のだし文化の底力を感じる奥深い一品でした。
次はきつねうどんを食べに来よう!
【うさみ亭マツバヤ】
住所:大阪府大阪市中央区南船場3丁目8−1
(地下鉄心斎橋駅から徒歩9分、本町駅から徒歩8分)
営業時間:11:00-19:30
電話番号:06-6251-3339
定休日:日曜日・祝日
予算:1000円
支払い:現金のみ